片刃洋包丁のペティナイフ版である「プロシード・ビット」の開発及び販売

経営革新計画の概要

当社は平成30年に主に片刃の洋包丁の開発及び販売を目的に個人事業主として創業した。令和4年に法人成りを実施し、継続して自社開発したオリジナルの片刃洋包丁の販売等を行っている。普段はネパール料理のレストランで洋包丁による調理等に携わりながら「包丁アドバイザー」としても活動している。これまで独自に100丁以上の家庭用包丁の研究をし、研修生や生徒達に包丁の使い方を教えていく中で、片刃の洋包丁による刃付けの工夫を施すことにより、食材をカットする際の刃離れが際立つことを発見し、「切るのが楽しくなると料理が楽しくなる」と実感したことから片刃の洋包丁「プロシード」を開発・販売した。令和元年に「片刃のシェフナイフ」として実用新案申請し、登録されている(実用新案登録第3227805号)。イベント等の催事では、刃離れの凄さにお客様の反応は極めて良好であり、当該イベント等に参加されたお客様から、アウトドアブームや一人暮らし需要から「使いやすいサイズ」「軽くて小回りの利くもの」「手入れがし易いもの」「子供に使わせたいので入門編的な商品」が欲しい等の数多くのニーズがあった。そこで顧客ニーズに応え販路拡大を図るため、今回の経営革新では、片刃洋包丁のペティナイフ版である新商品「プロシード・ビット」の開発及び販売に取り組む。全国的に片刃の洋包丁を製造している例は当社以外に存在せず新規性が認められる。また、刃先の厚さと研ぎ角について実用新案登録している点及び独自で設定した刃の峰などの複数個所を面取りし安全性を高めている点等模倣困難性が高いといえる。本取り組みにより、販路拡大を図るとともに、当社の経営革新を達成する。