ペットと暮らす体験型モデルルームおよび診断表活用による居室リフォーム提案事業の展開

経営革新計画の概要

当社は、県東部地域において地域密着を信条に個人向け住宅リフォーム事業を展開している。また伊豆箱根鉄道 伊豆長岡駅至近に位置している好立地条件を活かして、リフォーム事業の他にシェアオフィス兼コワーキングスペース「inco.」も運営している。近年は大工職人の高齢化・後継者不足の影響や建築資材等の価格高騰も著しく外注費が増大し利益率の下降が続く。併せて大手家電量販店やホームセンターの相次ぐリフォーム事業の参入等により経営環境は一層厳しさが増している。そこで、当伊豆地域の人口の高齢化率が高いこと、高齢者のペット（犬、猫）の保有傾向に着目して、新たな取組みに挑むこととした。今回の経営革新計画では、ペットと暮らす体験型モデルルームの活用および診断表活用による居室リフォーム提案事業の展開に取り組む。同業他社との差別化を図るため、住宅設備機器の展示ルームからペットと暮らすモデルルームへ改装した。従来、ペットと同居するリフォーム相談では飼い主の要望やペットに関しての打ち合わせを何度も繰り返す必要があり、見積書作成に至るまで相応の時間を費やしていたが、当社が考案した「ペットの暮らし調査表」を活用したリフォームアイテムの一元化により、相談回数の低減および相談期間の短縮をする。さらに、具体的な設計プランおよび予算に合わせた見積を提示することで、打ち合わせ時間や現場調査回数の短縮につなげ、飼い主とペットの多様性に配慮した最適な居室の設計を提案、事業化する。本取組みにより、更なる売上・利益向上を図り当社の経営革新を達成する。