有限会社石田茶店
静岡茶を「食べる・飲む」新商品の開発
経営革新計画の概要
当社は、昭和21年に創業し、平成3年1月に法人成りした。これまで地元産の茶葉を仕入れて加工し、主に近隣のスーパーへ卸す製茶問屋として事業を展開してきた。一般消費者向けの小売にも力を入れ、本店のほか遠鉄百貨店浜松店などインショップ4店を構えている。平成24年より販売を開始した静岡県内5産地の特徴ある茶葉を楽しめる「静五咲(しずいつつざき)」は、当社オリジナル商品として「世界緑茶コンテスト2012最高金賞」や「平成24年度ふじのくに新商品セレクション最高金賞」を受賞している。しかし、近年、消費者のリーフ茶離れ等により市場環境は厳しさを増しており、当社としても新たな市場開拓の必要性を強く感じている。そこで、今回の経営革新計画では、静岡茶を「食べる・飲む」という新たな価値を提案する商品開発に取り組む。具体的には、第57回農林水産祭で天皇杯を受賞した有限会社西尾商店(静岡市清水区蒲原)とのコラボレーションにより、「ふりかけ」と「緑茶塩」を組み合わせた「&茶漬(アンドちゃづけ)」を開発する。自社製の森町産深蒸し煎茶を活用し、将来的には森町を含めた県内産地のお茶を使用するなど独自性及びシリーズ化を打ち出していく。「ふりかけ」と「緑茶塩」を個別に包装し、組み合わせてお茶漬けを楽しめる商品は市場で一般的に流通しておらず、他社との差別化が図られる。また、「&茶漬」は単体販売に加え、当社のティーバッグ商品とセット販売することで、「食と飲を一緒に楽しめる静岡茶のセット」としてギフト市場やお土産市場への訴求を強化する。
さらに、静岡県内10産地のリーフ茶を詰合せた当社オリジナル商品「金の茶箱」をティーバッグ化し、新商品として、利便性を求める新たな顧客層へアプローチする。加えて、「&茶漬」のお茶漬け用ティーバッグを活用することで、飲料としての用途だけでなく、食事と組み合わせた楽しみ方を提案し、ティーバッグ商品の新たな価値を生み出す。
そして、現在外注しているティーバッグ商品の生産を内製化させ、自社での生産体制を強化し、コスト削減と品質向上を実現する。本取組みにより、新たな市場を開拓し、更なる売上の増加および利益率の向上を図り、当社の経営革新を達成する。
所在地 | 〒437-0215 周智郡森町森1525-1 |
代表者名 | 代表取締役 石田 宏之 |
設立年月 | 平成3年1月 |
業種 | 茶・コーヒー製造業(清涼飲料を除く)(103) |
電話 | 0538-85-2446 |
FAX | 0538-85-3945 |
ホームページ | https://ishida-chaya.com/ |
ishidachaya@gmail.com | |
承認年月 | 令和7年3月 |
支援担当 | 森町商工会 / 平田 貢一 |

いしだ茶屋

&茶漬け