株式会社えなみ農園
急傾斜地等での除草作業で使用可能なリモートコントロール式の独自電動スマート草刈農機の開発
経営革新計画の概要
当社は、4.5haの山畑で除草剤を使わず草と果実を共生させる草生栽培により、13種類のみかんとブルーベリー、グリーンレモンなどの香酸柑橘類を栽培し、また自社製造するマーマレードは、英国マーマレード世界大会において、9年連続金賞を受賞するなど、その商品の付加価値を高めている。さらに、代表者を含め、大手自動車メーカーで長年実績を重ねたエンジニアスタッフの技能をもとに、自動車および農業分野におけるスマート技術や3DCADを活用したモノづくり、環境負荷が少ない農家目線に立ったリーズナブルな農業機械の開発など、先端技術と自然の融合を目指した、より持続可能で価値あるソリューションを提供するエンジニアリング(車両システム開発コンサルティング)事業部門を立ち上げている。今回の経営革新計画では、農作業の生産性向上を阻む要因となっている除草作業を効率化し、急傾斜地等での除草作業で使用可能なリモートコントロールする独自電動スマート草刈農機を開発し、地域小規模農業者等のスマート農業技術導入の契機となるよう普及商品化に取り組む。市販されるリモコン式草刈機の多くは、車高が高く、低樹高化したミカンなど矮性果樹の草生栽培の要所となる葉の下根本に入り込み草刈りすることは難しい。また、急傾斜地の山畑では等高線に沿って走行すると、斜面の傾斜角や凹凸により横転し、4サイクルエンジン式では故障の原因となるほか、電動モータ式駆動では急斜面を登る出力は乏しい。これら、既製品の弱みを克服するよう、草生栽培や環境配慮型農業への適応、農業従事者の作業負担軽減、低樹高化・傾斜地圃場での機能性・機動性の発揮を目標に、刈刃駆動源を電動モータ化した低車高バッテリーEV型のリモコン式スマート草刈農機を開発する。スマート農業推進行政機関の支援に加え、自社ホームページや展示会等への出展を通じて、先ずは地域の中小農地保有適格法人や小規模農家のスマート農業技術導入のきっかけに貢献することで、売上および利益を拡大し、当社の経営革新を実現する。
| 所在地 | 〒434-0005 浜松市浜名区大平1041番1 | 
| 代表者名 | 代表取締役 江南 徳行 | 
| 設立年月 | 令和6年7月 | 
| 業種 | 機械設計業(743) | 
| 電話 | 053-570-3827 | 
| FAX | 050-3155-6553 | 
| ホームページ | https://www.enamifarm.com | 
| enamin@enamifarm.com | |
| 承認年月 | 令和7年10月 | 
| 支援担当 | 浜北商工会 / 鈴木 雅也 | 

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