製造過程で発生・廃棄処分する生姜の搾り汁を活用した『調味用生姜の搾り汁』製品の開発

経営革新計画の概要

当事業者は、スーパーマーケットトレードショーへの出展を機に、浜松市内外のスーパーマーケットへの冷凍餃子の卸売事業を拡大しているほか、冷凍・生・焼餃子の持ち帰りおよび店内飲食販売、全国各地百貨店の催事場・イベント出展、通販での地方発送など幅広く販路を開拓している。
今回の経営革新では、餃子製造過程で発生・廃棄処分する生姜の搾り汁を活用した『調味用生姜の搾り汁』製品の開発に取り組む。当事業者の餃子製造過程では、使用する国産生姜に対し、純度の高い生姜の搾り汁が相当量発生するが、従来から廃棄処分としている。食材の臭い消しや風味づけに、生姜の搾り汁を使う調理レシピは多いものの、少量の汁のために生姜をすりおろし、搾るという作業は一般的な家庭では手間となっている。そこで、生姜をむかず、すりおろさず、搾らなくてよい、調理の味付けから下ごしらえ、風味づけまで使える簡単便利な冷凍「調味用生姜の搾り汁」製品を開発する。生姜風味の香りは高く、急速冷凍により鮮度および高純度を維持した本製品は、生姜の繊維が残りにくい液体タイプのため、紅茶や洋菓子などへ味のアクセントとするなど広い用途での活用が期待される。
本取り組みにより、自社ホームページによる情報発信、食品展示会への出展のほか自社営業活動を強化していき、当事業者の経営革新を達成する。