溶接条件に合わせた開先寸法の設定と合理化による品質向上と短納期化の実現

経営革新計画の概要

当社は、ベンディングロールでロール曲げ加工を行い、一貫して製缶関係のニーズに応えている。
今回の経営革新では、溶接条件に合わせた開先寸法の設定と合理化による品質向上と短納期化の実現に取り組む。溶接条件（板厚、材質、用途）に合せた開先寸法を導き出し、溶接の強度と作業性を向上させる。一般的な開先角度は35,45°の2種類であるが、当社はそれに加えて10°～80°の合計14種類のコマを製作し、きめ細かな条件設定を可能にする。又、当社の要望を組込んだ無人加工が可能な自走式開先加工機（板材にセットすれば機械が加工しながら移動する）を基本に裏面加工と当社の希望する角度のコマを取付け可能になるよう独自の仕様に改造し導入する。
当社の要望を組入れた自走機構付き開先加工機の導入と溶接条件に合せた最適な開先寸法を導き出し品質向上と納期短縮を図る本取り組みにより、当社の経営革新を達成する。