製造条件のデーター計測・収集・報告を自動化するシステムの開発

経営革新計画の概要

当社は、一般産業用装置、設備の設計・製作・販売を行い、顧客と綿密な仕様打合せを実施しイメージを共有しながら要望通りの専用機を提供している。
今回の経営革新では、製造条件のデーター計測・収集・報告を自動化するシステムの開発に取り組む。医薬品・健康食品業界は厳しい品質管理が求められ製造条件のエビデンスの添付や報告を義務付けられるが、手作業で測定し手書きで記録を残しているケースがある。そこで当社では一連の作業を自動化し、人による計測ミス、誤記、誤入力を防止するシステムを開発する。基本的には１台ずつ全ての計測器を確認し、データー収集が可能な信号の発信と受信の検証を実施する。出力信号が無い計測器に関しては、センサー部の交換あるいは計測器自体の変更を提案しデーター収集を可能にする。インプット可能なセンサーは流量計、差圧系、温度計、風量計、液量計の５種類とし、温度・湿度・風量・液体流量・圧力損失・圧縮空気量のデーター計測、収集、報告を無人自動化する。収集したデーターはスイッチングHUBで必要なパソコンにデーターを送信し、データーロギングソフトウェア（外部委託予定）で監視、記録して、グラフ化、ロットナンバー管理等を可能にする。
当社顧客にも導入メリットが大きく、他分野の設備にも応用できる本取り組みにより、将来的には収集したデーターで異常を事前検知する機能も付加し不良撲滅にも寄与していくことで、当社の経営革新を達成する。