天竜檜（間伐材）の一枚板を活用した授産所向け木製うちわパーツの製造および販売

経営革新計画の概要

当社は鉄製品の金型プレス加工を長年営み、技術力を活かしながらプレス加工方法を顧客に提案しながら製品化している。昨年から人工林の維持と林業の活性化を目的とするKIZARAプロジェクトに参画し、プレス加工技術を活かしながら木製品の開発を行うなど、新たな取り組みを進めている。
今回の経営革新では、既存事業で培ってきた金型プレス加工の技術を活かして、天竜檜（間伐材）の一枚板にブランクプレス加工を行い、円形の本体と三日月型の持ち手部で構成される木製うちわのパーツを授産所の就労支援作業向けに開発した。本商品は、①うちわ本体を縦目、持ち手部を横目、②持ち手部の全体をうちわ本体に接着、③横穴タイプの指入れ、の構造とすることで加圧部分を分散させ、うちわが折れたり割れたりすることを防いでいる。販売にあたっては、授産所に対して他授産所の成功事例や販路の提案（寺社での盆供返し使用、デイサービスでの教材としての利用、焼印を入れることでの企業ＰＲ等での活用）などの情報提供を行い、活用を促していく。　森林環境と社会福祉を擁立する商品とする。