フローラルアイスを中心とした一般向けギフト用氷彫刻商品の開発

経営革新計画の概要

当事業者は、氷彫刻専用のドリルを使い、氷の中に花のオブジェを彫刻する、フローラルアイス技法分野の国内第一人者であり、各種イベントや結婚式などのほかマスコミを通じ、そのパフォーマンスを披露している。
今回の経営革新では、標的顧客を一般消費者と選定し、いわゆる日本文化の「わび・さび」と、形に残らない合理性を提供する価値として、フローラルアイスを中心としたギフト用氷彫刻商品の開発に取り組む。フローラルアイスの氷中花輪数や全体サイズ・形状デザインのほか、品質向上と長時間氷解を抑えるよう制作工程を工夫し、試作品をテストマーケティングすることで、一般消費者に受け入れられる商品へと育て上げる。また、キャンドルが氷を通して幻想的に輝くアイスキャンドルや、氷の靴といったカテゴリーが異なる氷彫刻商品を併せて開発することで、一般顧客へ効果的にアプローチする。なお、使用する氷材は、氷職人が伝統製法で製氷した、良質で硬く、溶けにくい特質の地元産純氷を使用し、クール宅急便で配送することで、氷解時間を夏場の室温で８時間ほど保つ商品とする。
今後はホームページでの情報発信やECサイトの開設に加え、イベント業者や旅行業者などの協力を仰ぎながら開発商品展示の場を設けていき、当事業者の経営革新を達成する。