対秋楼「ゆずカフェ」(天竜商工会)
私たちはこんな企業です!
老舗旅館の古き良き面影を活かしたオールディズ感と和風情緒の味わえるカフェ
企業概要
平成27年1月浜松市天竜区春野町の気田商店街にて、父の経営していた老舗割烹旅館を引き継ぎカフェをオープンしました。元々は王子製紙発祥時、明治21年より旅館を営んできました。当時の春野町は産業が盛んで、当旅館も大変な賑わいを見せたといいます。120年続く福沢諭吉も宿泊した由緒正しき旅館として地位を築きました。しかし時代は流れ・・・歴史と伝統ある老舗旅館「対秋楼」もやむなく閉店に至りました。4代目となる私は旅館を引き継ぐ予定でしたが、この危機に遭遇し、経営を大きく見直すことになりました。このピンチはチャンスだと思い、老舗旅館の古き良き時代の面影を残した店舗を活かし、春野町にないカフェとして生まれ変わりました。春野に訪れる人、春野に帰ってくる人、わが町の人、子供からおじいちゃん、おばあちゃんが元気に立ち寄れる憩いの場所、ゆっくりできるお店です。これから益々美味しいって言ってもらえるような定食やハンバーグを作りたいです。
主力商品・製品・サービス
私のお店は、ランチとディナーをお求めやすいお値段で提供することを心掛けています。日替わり定食650円、煮込み手作りハンバーグ定食600円、遠州焼き400円、コーヒー400円など。旅館からイメチェンし洋食も取り入れた味が自慢の料理がたくさんです。カフェになり女性のお客さんが増えてきたので、味も見た目も趣向を凝らし、お客様から「おいしい」とお褒めの言葉も頂いております。店のもうひとつ自慢は、古き良き旅館の面影が残っているところです。店内は、古い旅館の和洋混合オールディズ感と、池や中庭など和風情緒もたっぷりの落ち着いた雰囲気が特徴です。歴史もあり、他店では味わえないくつろぎの空間は、お客さんから大変好評をいただいています。
春野にお越しの皆様へ
春野町は、町の中心に気田川が流れ、山の緑と青空が映える大変美しい町です。秋葉神社総本宮もあり、見どころ満載です。私のお店は、田舎のおふくろの味と人気の日替わり定食やお子様に人気の煮込みハンバーグ、遠州焼き、女性に人気のケーキセットなど・・・昭和を感じるお店で旅の疲れを癒してください。
所在地 | 〒437-0605 静岡県浜松市天竜区春野町気田820-11 |
代表者名 | 事業主 長田すま子 |
設立年月 | 平成27年1月 |
資本金 | 1人 |
従業員数 | カフェ、飲食業 |
業種 | 日替わり定食、煮込み手作りハンバーグ定食、遠州焼き、コーヒー、ケーキ |
主要製品等 | 053-989-0018 |
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電話 | 053-989-1187 |
FAX | |
ホームページ | |
私たちは商工会の支援を受けています
支援を受けるきっかけ《企業の取り組み・挑戦と課題・相談したこと》
創業120年の老舗旅館の廃業は大変寂しいものでありました。生まれ育った大好きな「対秋楼」を守るため経営を見直し、支えてくださった地元の皆さんに恩返ししようとカフェ開店するため商工会に相談しました。旅館からカフェへの業態の変更、父から娘への事業承継や営業許可の変更、店内改修などなど、いろいろアドバイスをしてもらいました。
支援・提案を受けてよかったこと《支援計画・支援内容》
商工会に相談したところ、店舗改修事業費を捻出するため、小規模事業者持続化補助金の活用を勧められました。この事業をしたことで経営の在り方が再認識できました。お客さんに来てもらうための店のコンセプトや経営方針も見直すことも出来ました。マスコミにも伝えて頂き、少しずつでありますが、遠方から噂を聞き訪れるお客さんが増えてきて大変うれしいです。
活用した施策
補助金・助成金の活用支援 / 指導員の巡回や電話等での経営相談 / 記帳・税務 / 融資 / 異業種交流 / 販路開拓 / 部会活動 / 営業許可変更 / マスコ
現状と将来のビジョン《支援の成果等》
非常に効果的なアドバイスをもらい、老舗旅館の面影を活かしたカフェとすることが出来ました。地元の飲食店は大衆食堂やそばなど男性向けが多いですが、当店の狙いは女性客です。町内には女性がおしゃべりと食事(喫茶)を楽しむ店がないため、女性客からの反響も大きいと感じています。最近では口コミで広がったのか遠方都市部から、噂を聞いて来店されるお客様も増えてきています。オールディズ感満載の雰囲気や、和風情緒が残る中庭などを活かしながら、存在感あるカフェとなるよう頑張っていきたいと思います。
商工会名
担当指導員名
経営指導員 大橋 英之