山一園製茶株式会社(大井川商工会)
私たちはこんな企業です!
飲んで、誰もが思わず笑顔になるお茶を、お届けします。
企業概要
当社は棒茶専門店です。棒茶は茎茶ともよばれ、農家さんが荒茶をつくるときに選別される電棒(でんぼう)から製造します。先代の榮一は茎に含まれる旨味成分や電棒の手ごろな価格に目を付け、昭和41年1月に創業しました。問屋売りから始まった事業は、ご近所さんが棒茶を買っていただくことに始まり、小売りも増え、昭和60年雑誌クロワッサンに棒茶が紹介されたのをきっかけとなり、通販も本格的となりました。現在では棒茶のみならず煎茶の小売り、通販需要も大きくなっています。今取り組んでいることは、やぶきた品種や蒸し茶というジャンルにとらわれない、静岡で栽培製造されている品種茶や発酵茶にも着目し販路を拡大しています。また2020年12月に店舗内にイートイン「山一茶房」をオープン。「笑顔になるお茶」をいろんなスタイルで提供し続けます。
主力商品・製品・サービス
山一棒茶・・・深蒸し茶、電棒(でんぼう 静電気を利用した選別方法のお茶で鮮度が特徴)、鮮度を活かす火入れ工程。この3つを創業以来守り続け、茎の旨味、鮮度を最大限引き出した棒茶です。
ミルフルール・・・千花模様の意味。川根本町で農薬不使用で栽培された、花のような香りが特徴の香駿(こうしゅん) という品種茶を萎凋(いちょう)させ、その後蒸気で蒸して、製造、花香をしっかり感じるお茶に仕上げました。2019 日本茶アワード審査員奨励賞、2018日本茶アワード審査員奨励賞、2017Great Taste Awards 三つ星金賞を受賞しました。
おうちで気楽にお茶をいっぱい飲んでいる、お茶好きの皆様へ
熱湯棒茶がおすすめです。1袋330g入っています。地域イベントで大人気、詰め放題棒茶を真空パックにしました。茎の部分は茶葉より熱い温度のお湯でもテアニンという旨味成分が抽出しやすく、忙しい朝でも湯冷ましなしで、おいしく飲めます。
とっておきのスイーツといっしょに、おいしいお茶を飲みたいわと思っている女性の皆様へ
ベニウーロン茶がおすすめです。このウーロン茶は静岡本山地区で栽培されたお茶です。品種はべにふうき、紅茶品種として有名です。静岡の土で育ったべにふうきはとてもまろやかで、茶葉に合った萎凋で清々しい香りのお茶に仕上がっています。2020年12月山一園製茶店舗内にオープンした「山一茶房」ではスイーツと一緒に飲むことができます。
所在地 | 〒421-0206 静岡県焼津市上新田862-1 |
代表者名 | 代表取締役 小澤 代輔 |
設立年月 | 昭和41年1月(法人設立:昭和61年12月) |
資本金 | 1,000千円 |
従業員数 | 3人 |
業種 | 製茶業 |
主要製品等 | 棒茶、深蒸し煎茶 |
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電話 | 054-622-1724 |
FAX | 054-622-7444 |
ホームページ | https://www.yamaichien.com/ |
yamaichien@tokai.or.jp |
私たちは商工会の支援を受けています
支援を受けるきっかけ《企業の取り組み・挑戦と課題・相談したこと》
平成22年1月 放任栽培のお茶を活用した新商品「放任茶」で経営革新計画の承認をいただいたことです。当時棒茶だけでは今後の販路拡大が難しくなると感じ、新商品開発を考えていた時期でした。そのようなとき、地元で特徴のあるお茶を栽培している農家さんと知り合い、ぜひ商品化したいと思い、大井川商工会の経営指導員の方に相談しました。新商品開発は今までの技術を活用して作り上げることはできますが、生まれた商品を売っていくということは、とても大変でした。パッケージ、ブランディング、そして販路開拓は今も続く課題です。
支援・提案を受けてよかったこと《支援計画・支援内容》
まずは専門家に相談しながらブランディングをすすめていくことを提案いただきました。専門家派遣制度を活用して、ホームページの充実をはかりました。その後は小規模事業者持続化補助金の活用を通してパッケージの一新や動画活用も取り入れることができました。また東京出展の機会も静岡県商工会連合会の事業に参加し、百貨店の催事や展示会「ギフト・ショー」にも出展しました。こうした専門家派遣による指導を受けたり、東京での催事・展示会への出展経験が、販路開拓に結び付いたことで実績を挙げることができました。
活用した施策
専門家派遣による個別指導/法認定の支援(経営革新・地域資源・農商工連携など)/補助金・助成金の活用支援/指導員の巡回や電話等での経営相談/異業種交流/販路開拓/セミナーや情報提供/部会活動
専門家
中小企業診断士 加藤 忠宏 / 中小企業診断士 五島 宏明 / WEBデザイナー 駒井 龍雄
現状と将来のビジョン《支援の成果等》
経営革新計画の承認に向けたアドバイスに始まり、特産品等販路開拓支援事業での首都圏催事・展示会への出展、各種補助金(小規模事業者持続化補助金、危機克服チャレンジ支援事業補助金、小規模企業経営力向上事業費補助金、事業再構築補助金など)の申請など様々な支援を受けることができました。こうした各種事業を活用しながら、今後もチャレンジ精神を持って、地域内外の方々に愛され、求められる「飲んで笑顔になるお茶」をつくり続けていきます。
商工会名
担当指導員名
経営指導員 大石 祐輝