佐藤金型株式会社
自動車部品の金型製造技術を活かした金型から量産までの一貫生産体制による異分野製品への展開
経営革新計画の概要
当社は、自動車部品を中心とした金型製造を行っており、少人数ながら金型製造の全加工工程からメンテナンスに至るまで一貫して行ってきた。自動車部品は安全性や耐久性に直結するため、寸法精度や表面品質が非常に重要で、他のプラスチック成型金型に比べて非常に高い技術力が求められる。そのため、当社では放電加工機やマシニングセンターなどの新設備を導入するとともに、40年以上の経験がある従業員と40歳以下の若手従業員がバランスよく在籍するよう人事計画を策定・実行し、近年問題となっている高齢化による技術承継問題には対応可能な人員体制を整えている。
今回の経営革新計画では、新たにプラスチック射出成型を自社で行うことで金型から量産までの一貫生産体制による異分野製品生産に取り組む。主な特徴は次の通り。
①元請先と製造方法等の共同展開…ホビー産業(模型)等から、金型から量産まで一括受注す
る。プラモデルの金型は自動車と比較し、製品ライフサイクルが短くスピードが求められることから構造を簡易的なものにしコストと品質のバランスが取れたものが求められる。単に下請けとして受注するのではなく、技術革新、品質向上、コスト削減など、目的を共有し共同開発・共同設計を行っていく。
②ODM事業の取組…元請企業からの製品のコンセプトを受け、設計(デザイン)から製造までを一括して行う。本事業では量産化を前提にした設計(デザイン)を当社が行うことで、開発スピードの向上、品質の安定化、コスト削減につなげる。
上記取組みにより、更なる売上・利益向上を図り当社の経営革新を達成する。
所在地 | 〒437-1302 静岡県掛川市大渕9677-1 |
代表者名 | 代表取締役 粟野 揚一朗 |
設立年月 | 昭和59年4月 |
業種 | その他の生産用機械・同部品製造業(269) |
電話 | 0537-48-5235 |
FAX | 0537-48-5250 |
ホームページ | https://sato-mold.net/ |
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承認年月 | 令和7年9月 |
支援担当 | 掛川みなみ商工会 / 前島 絵美 |

新設した成形機

デザインボール