独自の臭み抜きを施したズガニを活用した料理の提供による新規顧客の獲得

経営革新計画の概要

当社は民宿として創業し、和室14室、洋室3室、コテージ2棟の他に大広間やバーベキューハウス、プールの施設も保有している。
今回の経営革新では、独自の臭み抜きを施したズガニを活用した料理の提供による新規顧客の獲得に取り組む。ズガニは川魚特有の泥や臭みを持っており、従来までは湧き水に入れ、魚のあらを餌に泥抜きを行っていた。当社の特徴である生きた状態から開始する調理方法ではさらに臭みを減少させるべく、自家菜園で栽培した特定のウリ科の野菜を餌に敷地内のわさび田に隣接する湧き水に10日間隔離して泥抜きを実施したところ、臭みも抜けてズガニ本来の旨みをさらに引き出せるようになった。また、ズガニは勿論、調味料も河津町の塩・味噌・わさびを使用し、野菜も自家栽培品を使い地元産に拘り味を追求する。初めて料理を体験するお客様には殻の剥き方を教えながら、料理の説明や地元調味料や観光情報も伝え伊豆を満喫してもらう。
本取り組みを新聞広告、カタログ、ホームページ、看板等で周知し、今迄利用が少ない地元住民にもズガニ料理を満喫してもらい法事や忘新年会の利用に繋げていき、更に高齢者も快適に料理を楽しめるようイスとテーブル席を導入していくことで当社の経営革新を達成する。