榊サブスクリプションの代理店展開ならびにフラワーロスの取組

経営革新計画の概要

当社は、一貫工事を強みとしている塗装工事業者である。戸建て住宅用に足場を購入し外注に頼らず内製化を図るなど同業他社との差別化を図っており、2022年には神棚に供える榊（さかき）の定期販売（サブスクリプション）を開始した。
今回の経営革新では、榊サブスクリプションの代理店展開ならびにフラワーロスに取り組む。当社の榊は、店頭でお客様が自ら選んで購入することができないため、新鮮で、綺麗な榊を提供することが必須である。しかしながら、4月から5月に仕入る榊は「古葉」と呼ばれるものが多く、5月から6月にかけては新芽の影響で良い状態のものを仕入れることが困難なため、仕入れのおよそ2割（通常月は3%程度）が廃棄され、また顧客満足の低下につながる原因となっている。低温（5度）で保存しない限り、榊が蒸れてカビが繁殖し、榊自体が出すガスによって葉が変色してい、また湿度が低いと榊は乾燥してしまい状態が悪くなる。そのため現状における保管期間は最大7日程度となっている。そこで今までにない低温調湿庫を導入するとともに新たな保管方法を構築することで最大3か月の保管を可能とし、課題を解決する。さらに、他地区の同業種や商社などに代理店になってもらい、顧客の発掘などを行ってもらう。
以上の取り組みにより、当社の経営革新を達成する。