有限会社 山精水産 | 静岡県商工会連合会
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    【経営革新】新規承認企業

    有限会社 山精水産

    桜えび100%で作るチップスの開発及び販路開拓

    経営革新計画の概要

    当社は、昭和50年に法人化し3代続く老舗の水産加工業者である。御前崎港で水揚げされる新鮮な海の幸を使用した「伊達巻」や「しらす加工品(ちりめん・たたみいわし)」等を製造・販売している。伊達巻は石臼を使う伝統的な手法を用いた濃厚な味わいと程よい噛み応えが好評で、大手コンビニチェーンからも毎年継続して取引がある。また、「しらすチップス(たたみいわしをヒントに新鮮なしらすだけを使ってスナック風に仕立てた商品)」は、他に類を見ない商品としてお土産・ネット販売などで話題を呼び、従来の水産市場とは異なった客層への接点の創出につながっている。
    今回の経営革新計画では、しらすチップスの開発技術を応用して「桜えび100%で作るチップスの開発及び販路開拓」に取り組む。駿河湾で取れた新鮮な「桜えび」をすり身にして作った生地の上に桜えびを散りばめ乾燥、ローストし、桜えびの甘味と旨みが味わえる商品を開発する。スナック風にして従来水産物に興味を示さなかった若い客層や訪日外国人にもアピールを強化する。桜えびは世界的にも珍しく期待でき、一口サイズで食べやすく常温保存を可能として、おつまみ、おやつ、そして土産品として手に取ってもらえる商品とする。桜えび漁は年に2回、春漁(3月下旬~6月上旬)と秋漁(10月下旬~12月下旬)で、それ以外の時期は休漁となるが、漁期に新鮮な生の桜えびを仕入れて冷凍保存することで通年の製造販売を可能にする。既存の仕入れルートを活かすことで、鮮度を保ったまま工場への受入が可能である。桜えびだけを原料とした本商品は他にはなく、希少性や生産ストーリーなどによる高付加価値なブランディングを行うと共に、本取組みにより更なる売上・利益向上を図り当社の経営革新を達成する。

    所在地〒437-1621 御前崎市御前崎486番地
    代表者名代表取締役 清水 和臣
    設立年月昭和50年12月
    業種水産食料品製造業
    電話0548-63-2167
    FAX0548-63-5378
    ホームページhttp://yamaseisuisan.com/
    E-Mailyamasei.uomaki@au.wakwak.com
    承認年月令和7年8月
    支援担当前崎市商工会 / 鈴木 孝典

    桜えびチップス

    桜えびの風味がぎゅっと詰まっています

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