日本の美術工芸品の魅力を香りで表現する天然アロマ香水の開発及び販路開拓

経営革新計画の概要

当社は、アロマテラピースクールの運営、天然緑茶アロマを用いた商品開発及び美容商材の販売を行っている。2010年には茶葉製造過程の排出蒸気より天然緑茶香料を抽出することに成功して製法装置と濃縮技術の特許を取得している。今回の経営革新では、県産茶葉から抽出した100％天然緑茶アロマの新工法開発と、それを使用した美術品や工芸品を題材としたオリジナルアロマ香水の開発・販路開拓に取り組む。彫刻、漆芸、茶道具、刀剣など美術工芸品を題材として作者や持ち主の魅力、語り継がれた逸話を基にイメージしたアロマ香水および香水器を開発。原料には県産茶葉から抽出した100％天然の緑茶アロマをベースに、植物の花、葉、果皮、根、樹皮等から抽出した精油のみを使用する。また、既存の荒茶製造過程で捕集する技術に加え、茶業トレンドを踏まえて新たに抹茶の製造過程で香気成分を捕集する方法および、少量ずつ芳香蒸留物を精製する方法も確立する。天然緑茶アロマは新鮮なグリーンノートの香りで年齢性別国籍を問わず幅広く好まれるため、日本文化と伝統を感じる独自商品として国内の美術工芸ファンから土産やインバウンド需要獲得も目指す。本取り組みにより、天然緑茶アロマを使用した商品の販路拡大により県内茶の新たな可能性と海外ユーザーを含めた消費促進に繋げて当社の経営革新を達成する。