減圧程度と品温で乾燥を制御するマイクロ波減圧乾燥機の開発と販路拡大

経営革新計画の概要

当社は、マイクロ波加熱を併用する乾燥方法の研究を行い、気流導入式のマイクロ波減圧（真空）乾燥機を世界に先駆けて実用化している。
今回の経営革新では、減圧程度と品温で乾燥を制御するマイクロ波減圧乾燥機の開発と販路拡大に取り組む。減圧と品温を個別に制御するマイクロ波減圧乾燥制御方法により、沸点よりも品温を高い温度に設定して乾燥すると、水分量が多い場合には激しく沸騰して乾燥速度を大幅に向上し、乾燥コストの低減が図れる。また、沸点よりも品温を低い温度で乾燥すると、沸騰しない静かな乾燥で突沸を防止し、乾燥収縮の緩和や成分の損失を抑えた乾燥ができる等、様々な要求に対応可能なマイクロ波減圧乾燥機である。
乾燥を必要とする業界に進出し、乾燥業界に寄与すると共に新たな販路を開拓していき、当社の経営革新を達成する。