「ギャラリースタイルの日本酒等のお披露目会」主催による新規取引先の獲得

経営革新計画の概要

当社は、沼津市原地区で210余年間にわたり清酒製造事業を営む老舗の酒蔵である。主力商品である「白隠正宗」は静岡を代表する地酒として全国的な知名度を誇っている。
今回の経営革新では、「ギャラリースタイルの日本酒等のお披露目会」主催による新規取引先の獲得に取り組む。会場の机の上に、日本酒と説明資料・POPなどを十分な間隔をあけて配置する。説明員は置かず、お客様には資料を見ながら、当社の製品を無言で試飲していただく手法とする。これまで当社が参加していた一般的な展示会は、賑やかな会場でイベントのような雰囲気で実施されるが、ギャラリースタイルのお披露目会では、個展（ギャラリー）で絵をみるような雰囲気で、無言で集中力を高めて酒に向き合っていただく場を作る。会場は地方都市の美術館や歴史のある建物を借り、当社の長い歴史や、酒を鑑賞し向き合う雰囲気を演出する。対象とするお客様は酒販店や、そこからご紹介いただいた飲食店のオーナーをご招待し、新規取引を提案する。
独自の試飲会を主催し、無言で酒に向き合い、鑑賞する場をつくることで、コロナ後の飲食店からの新規受注を目指す本取り組みにより、当社の経営革新を達成する。