修善寺黒米や鹿肉を使用したオリジナルの犬用おやつによる喫茶店の新たな集客方法の取り組み

経営革新計画の概要

平成２０年に、カフェを開業。修善寺温泉街の散策路に面した立地と洒落た店作り、黒米のシフォンケ－キ等のオリジナルメニュ －で好評を得ています。
既に、ペットと来店できるカフェ（テラス席のみ）として、ペット雑誌にも取り上げられた実績がありましたが、伊豆市では「 散策日本一」を目指した街づくりを進めていること、また当店の近隣にペットと泊まれる宿が開業するなど、一定の集客効果が期待できるとの思いから経営革新に取り組みました。
同地区には、ペットと共に食事できるお店は少なく、ペットを連れたお客様をタ－ゲットに、地元修善寺の産品を使った当店オ リジナルの犬用おやつを開発し、ペットと一緒に飲食を楽しんでいただくという内容の取り組みです。
開発されたおやつの特徴は、地元産の黒米、鹿肉を加え、はちみつで甘みを付け、型抜きではなく搾り出しにより、リング状に焼き上げたクッキ－です。地元の特産品である黒米と、ジビエの活用で地域を挙げてブランド化に取り組んでいるイズシカ（鹿肉）入りクッキ－は旅の思い出としても最適ではないかと考えました。鹿肉については、他の肉類と比べ脂質が少なく、鉄分の含有量が多く、地元の猟師の間で、滋養回復のために昔から猟犬に与えていたと言われています。本年、伊豆市食肉センターがオ－プンし、安全な鹿肉が市場に出回ることになり、この商品に取り入れることができました。
商品を開発していく上で苦労した点は、鹿肉を乾燥させる作業と、そして犬が好むかどうかという事でした。動物である故、人 間と違い言葉を交わすことができません。近所のペットの協力も得て、何度となく試作品の試食を繰り返し、最も食いつきの良いレシピを採用し作り上げた商品が「イズシカ黒米クッキ－」です。