一口サイズの干し芋商品の開発

経営革新計画の概要

当社は明治時代から続く茶農家で、大手ドリンクメーカーとの契約栽培に積極的に取り組んでいる。茶の農閑期には甘藷栽培を行っており、干し芋の加工をしている。健康ブームの流れから、特に添加物を使用せず栄養価の高いさつまいもが注目されており、当社も緑茶と相性の良い干し芋を切り口にリーフ茶の需要拡大を推進してきた。今回の経営革新では、自社で製造する干し芋をキューブ状に加工して、消費者が食べやすい一口サイズの製造販売に取り組む。本取り組みにより、現在150ｇ入りで販売している自社商品に加え、調査から得た顧客から支持される仕様として新たにキューブ状の一口サイズ40ｇ入りとして商品化する。干し芋商品は多数あるが、消費者が食べやすい一口サイズに加工された商品は見当たらない。また、干し芋商品に求められている「おしゃれなデザイン」にも注目し、消費者目線にブランディングされた商品パッケージデザイン及び新商品に関連する各種デザインを決定した。当社は生産から加工まで一括できる設備を整えており、更に独自にブランディングしていることから模倣困難性も認められ、これにより他社との差別化を図り当社の経営革新を達成する。