キッチンカーの電源多様化による食品衛生管理と業務安全の取組強化

経営革新計画の概要

当社は、平成17年に個人事業主として創業（令和3年に法人成り）し、先代の父親まで3代続いた製麺業と厳しい管理が求められる学校給食での経験をもとに、イベント会場であっても固定店に劣らない衛生管理と短時間でも大量調理が出来る商品を移動販売し、自社でキッチンカーの製作も行っている。
外部環境の変化として、東日本大震災以降電気料金は上昇しており、イベント会場の出店時に外部電源を会場から借りる場合、電気代（3～5千円）を徴収されることも多い。一方で、テクノロジーの変化として蓄電池やソーラーパネルの性能も向上しており、事業所や住宅でも再生可能エネルギー活用のスピードが加速している。
そこで今回の経営革新計画では、食品衛生管理と業務安全の取組強化のため、キッチンカーの電源多様化（太陽光発電、走行中の余剰電力活用）に取り組む。まずは、自社のキッチンカーの電源化を図り、実際に必要な電源容量、性能、価格面等の最適なバランスを図っていく。次の段階で本事業をキッチンカー制作におけるオプション等で同業他社への販売を開始していく。
本取り組みにより、昨今の光熱費上昇を受けた移動販売事業における課題を解決すると共に、クリーンエネルギーの利用により、持続可能な経済成長と分散型エネルギー社会の確立に貢献して当社の経営革新を達成する。