消費期限と品質・安全・安心性を高めた冷凍『北海道産真ほっけ開き干し』の開発・販売

経営革新計画の概要

当社は、𩸽（ほっけ）の需要拡大にいち早く着眼し、加工製品の流通が比較的少ない「北海道産真ほっけ開干」として差別化を図り、大手食品販売業者などへ販路を拡大している。
今回の経営革新では、真ほっけ開き干し製品の包装方法の工夫により、冷凍食品としての製品価値・品質を維持し、消費期限を長期化するとともに、さらに安全・安心な製品製法に取り組む。製品の消費期限長期化のため冷凍製法による品質検証を行ったところ、従来のフィルム包装ではトレイに乗せた製品とフィルムとの間に隙間が生じ、製品水分が凍結することで白濁し、商品価値が大きく低下してしまう。そこで当社では、トレイに乗せた製品とフィルムとの間に隙間ができず、製品とフィルムを密着させるシュリンクピロー方式の包装方法により、製品価値・品質を保持し、冷凍食品として消費期限を長期化させる。また、「ほっけ」は鮮度が落ちやすいため、従来は酸化防止と着色加工の工程を踏んでいたが、冷凍食品化することで鮮度品質および素材本来の外観を保持し、無添加・無着色の安心・安全な製法を採用し、製品の付加価値を向上させる。
今後はテストマーケティングを実践しながら製品改良を加え、既存大手食品販売業者・流通チェーンへの自社営業活動を強化していき当社の経営革新を達成する。