丸加建具(浅羽町商工会)
私たちはこんな企業です!
顧客の思い出や想いを形にする建具製造職人の工房
企業概要
当社は昭和60年に創業し、顧客との会話を大切にし、顧客ニーズに合った木材を厳選し製品を一つひとつ手作りする建具製造業です。従業員はおらず、事業主一人で営んでいます。
主力商品・製品・サービス
顧客との対話をもとにしたオンリーワンな木製食器(茶碗、汁椀、皿、湯飲み、急須、ビールジョッキ、フォーク、スプーン等)が好評です。お客様からプレゼントのシチュエーション、食器の種類をお聞きし、直接面談するなかで「思い出」や「想い」を伺い、複数の木材(桧や桜等)と数種類の食器をご用意し希望に沿った物を選んでいただきます。デザインについてはノートにスケッチしながら進めていきます。
大事な人に贈り物をする皆様へ
お客様のお相手への「想い」を事前に伺ったうえで、木の種類を選択し形にしていきます。
自分だけの木製品が欲しい皆様へ
お客様の希望に沿った特別な建具・家具をお作りします。ご購入後の修理も承ります。
所在地 | 〒437-1105 静岡県袋井市梅山1776-3 |
代表者名 | 代表者 加藤 登 |
設立年月 | 昭和60年4月 |
資本金 | - |
従業員数 | 0 |
業種 | 建具製造業 |
主要製品等 | 木製品建具、木製食器 |
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電話 | 0538-23-9066 |
FAX | 0538-23-9058 |
ホームページ | |
jbitto02@docomo.ne.jp |
私たちは商工会の支援を受けています
支援を受けるきっかけ《企業の取り組み・挑戦と課題・相談したこと》
最近では家屋が欧米化し、日本家屋の伝統であった昔ながらの欄間や格子戸等が日常の風景から消えつつあります。また机やタンスなどの木製家具も安価な物にその存在を取って代わられ、使い捨ての時代です。木の特徴と性質を熟知し、職人が修理しながら長く使うことを目指してきた自分にとって今後に希望が持てず、経営に対して意欲がない状況でした。そのような時、商工会を訪問した際に「何かいい話はありますか?」と聞いたことがきっかけとなりました。
支援・提案を受けてよかったこと《支援計画・支援内容》
訪問した数日後、経営指導員の方が当社を巡回訪問してくださった際に、工房に何気なく置いておいた木製食器に目をとめていただきました。自分にとっては余った木材から趣味程度に作った物であったため、売り物ではなく、お客様に差し上げるサービス品との認識でした。しかし、経営指導員の方と話す内に、見方を変えれば素晴らしい商品になり得ることに気づかされました。そのため、量販店と競争するのではなく、自分らしい事業と商品と客層があることを発見し、事業に対しての意欲が湧いてきました。その後、経営革新計画の申請について支援いただき、「『家族・友人への想い』を形にした完全受注生産による木製食器の製作・販売の実施」のテーマで承認を受けることができました。
活用した施策
指導員の巡回や電話等での経営相談/記帳・税務/販路開拓/セミナーや情報提供
専門家
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現状と将来のビジョン《支援の成果等》
現在72歳(2021年現在)です。後継者はいません。数年前までは廃業のことばかり考えていました。しかし商工会の支援をいただき経営革新計画が承認されたことにより、自分が前向きになりました。担当経営指導員さんと「ここから再出発!あと10年、お客様が欲しがる商品(作品)を丹精込めて作り続ける」をモットーに頑張り続けようと思っています。その間に技術を伝承できる人に出会えることを強く願っています。
商工会名
担当指導員名
経営指導員 舘石 京子