多品種生産に対応しながら高い稼働率を可能にする樹脂成形生産体制の確立

経営革新計画の概要

当社は、中国企業とのネットワークを生かした高精度かつコストパフォーマンスの高い樹脂成形用金型を製造している。
今回の経営革新では、多品種生産に対応しながら高い稼働率を可能にする樹脂成形生産体制の確立に取り組む。インサート成形は、金型内部にナットや端子などの部品を挿入して樹脂を流し込むことで樹脂部品とインサート部品を1工程で一体化させることができるが、不良が発生しやすい。当社はインサート成形用金型部品の設計に強みがあり、不良を最小限に抑えることが可能であるため、インサート成形に適した竪型射出成形機を導入し、インサート成形品を受注する。また、多様な仕様のインサート成形を1つの生産ラインで対応し、機械稼働率を高める。
本取り組みにより、樹脂成形事業への多角化を進め、自動車業界以外の需要を開拓、事業再構築を推進することで当社の経営革新を達成する。