「蓋つきのタグ付きティーバック」の開発と販路開拓

経営革新計画の概要

当事業所は、卸売りは静岡県内を中心に、小売りは静岡県内をはじめ関東関西へと通信販売を行っている。夏場限定の商品として手軽にお茶を楽しむ事のできる水出し緑茶ティーパックは、口コミ等で広がりを見せ、リピート率の高い商品へと定着しつつある。
今回の経営革新では、「蓋つきのタグ付きティーバック」の開発と販路開拓に取り組む。従来の煎茶のティーバッグは、粉茶の原料が多く色は出るものの味を感じることは少ない。そこで、ティーバッグでありながら美味しく飲むことが出来るように湯呑で蒸らし、絞ることで美味しく飲むことが出来るよう、蓋つきのタグ付きティーバッグを開発し、需要を掘り起こしていく。開発する商品は、湯呑に蓋をする形状で蓋の中心部分にタグを通して湯呑にティーバッグを入れることが出来、その際、湯呑の底にティーバッグがつかないように、蓋の中心部にタグがとまるように蓋上部にて紐を結ぶ。これにより湯呑の中で良い加減でティーバッグを浸すことが出来、1分間蒸らした後にティーバッグを取り出し、蓋を活用して絞ることで旨味成分を逃さず引き出すことが出来るようにする。蓋は片付けの際にティーバッグから水分が出ないようにする役目も果たし、片付けも簡単にできるようにする。これにより、煎茶を原料に急須で淹れた浅蒸し茶の風味、味覚、水色を再現することにより、ほっと一息できる商品に仕上げ商品化していく。
本取り組みにより、ECサイトを立上げて若年層へ浸透を図るようPRし、既往客に対しても新商品として案内し販路を開拓していくことで、当事業所の経営革新を達成する。