IOTを活用したアルミホイール塗装におけるパラーメータ管理とトレーサビリティの取組

経営革新計画の概要

当社は、創業以来、自動車用アルミホイールの特殊塗装に特化しその開発製造・技術指導をリードしてきた。世界トップシェアのアルミホイールメーカー、エンケイ株式会社グループ会社の工場内に現場工場があり、同社のホイールの塗装工程を社内外注体制で請け負っている。
2019年から工場のDX化に取組み、各工程にセンサー等を設置し品質に影響するパラーメータ数値をデータ化し閾値と異常発生時刻の特定を行うことで不良品の出荷を未然に防ぐとともに設備保全管理として、予備保全のための故障発生の予兆管理・定期保全の精度向上に努めてきた。
一方、近年リコール事例が発生し、流失防止等の観点からトレーサビリティの重要性が増している。そこで、今回の経営革新計画では、IOTを活用したアルミホイール塗装におけるパラーメータ管理とトレーサビリティに取り組む。当社内部の工程における各パラーメータを製品ごとに管理できるようにする内部トレーサビリティを構築し、トレースフォワードとトレースバックによる追跡を可能にする。本取組みにより、更なる売上・利益向上を図り当社の経営革新を達成する。