小松農園
新技術「ストラトブルーム製法」による緑茶の熟成加工開発
経営革新計画の概要
当社は、令和6年8月に創業した農作物卸売業者。曾祖父の代から約70年にわたる歴史を持つ茶園の生葉や、野菜農園の作物を、JAや地場大手スーパーなどに販売している。若年層を中心とした「緑茶離れ」に起因したリーフ茶の消費低迷など、市場環境が厳しいことを受け、「お茶を飲まない人に、お茶を利用してほしい」という当店のビジョンを立案。
今回の経営革新計画では、人為的にエイジングを施す新技術を緑茶に適用し、緑茶の熟成加工に取り組む。具体的には、独自の茶葉仕上げ加工法を適用して、旨味を増幅させ苦味を抑えた緑茶である「緑空茶(当店命名)」を開発し、ニッチ市場を開拓する計画をした。開発にあたっては、食品のドライエイジングの手法に着目。エイジングは食品の品質を向上させるために古くから利用されており、各食品に適した方法が存在するが、なかでもドライエイジングは、主に肉類に用いられる方法である。一般に、温度と湿度を管理した環境で数週間から数ヶ月間、食品を熟成させることで、食品の旨味が増したり、柔らかくなったりする効能が得られる。この考えを端緒に、今回当店は、外注加工先が所有する世界で唯一の特殊な機械を用い、真空状態の茶葉に特殊なエイジングを施すことで、必須アミノ酸量を増加させる手法を編み出した(ストラトブルーム製法:当店命名)。なお、ドリンク原料が主用途となる四番茶にこの手法を施したものを、商工会指導員など約20人に試食していただいたところ、新茶並みの「強烈な香りと旨味」を示すことを実証するなど、これまでにない新規性が認められた。今後は、展示会やイベント、SNSを通じた知名度の向上を図り、更なる売上・利益向上を実現させ、当社の経営革新を達成する。
所在地 | 〒439-0015 静岡県菊川市牧之原2675-14 |
代表者名 | 代表 小松 優佑 |
設立年月 | 令和6年8月 |
業種 | その他の飲食料品小売業(589) |
電話 | 090-3483-5432 |
FAX | 0548-27-2723 |
ホームページ | https://www.komafarm.co/ |
komatsufarm362@gmail.com | |
承認年月 | 令和7年8月 |
支援担当 | 菊川市商工会 / 原田 薫 |

小松農園ロゴマーク

新製法・緑空茶