工作機械重要加工部品の大型化と形状の複雑化・短納期化へ対応する量産体制の確立

経営革新計画の概要

当社は工作機械メーカーから鋳物・溶接機械部品加工を受注するほか、地元大手製造業社から治工具設計製作および専用機の設計製作を請け負っている。
今回の経営革新では、工作機械重要加工部品の大型化と高精度化、緊急設計変更・短納期化へ対応する量産体制の確立に取り組む。製品サイズの大型化への対応として、大型加工が可能な門型平面研削盤を導入し、加工サイズの範囲拡大により、小型～中型、大型の回転軸本体など工作機械重要部材の受注を増強し量産化する。形状の複雑化に対する精度向上への対応としては、平行度・直角度面仕上工程の作業性を、砥石の着脱やバランス取りを自動化し、さらに加工範囲設定の操作性を向上させ、効率化した人的労力を製品検査・測定工程に充てることで、公差外れ製品を削減する。仕様変更への迅速な対応と短納期化への取組みとしては、平行度・直角度面仕上工程の生産性を切込み量の増加と、粗取りを砥石幅で行う工程改善により生産性を向上させ、加工サイクルタイムを短縮するとともに測定後の修正や再製作を防止し、スタンバイ生産体制を確立する。
今後は夜間の無人化自動運転により、更なる増産体制の整備を推進していき当社の経営革新を達成する。