冷凍流通可能な静岡県産もち米「葵美人」を使った「森島おはぎ」の開発と販売

経営革新計画の概要

当社は、伊豆の旅館等に米を卸す米穀店として長年当地で営業を続けており、近年は近隣で開催されるイベント用のお弁当販売により、業容を拡大してきた。
今回の経営革新では、冷凍流通可能な静岡県産もち米「葵美人」を使った「森島おはぎ」の開発と販売に取り組む。当社商品は保存料を使っていない常温品であり、消費期限が製造翌日までしか設定できず、顧客要求に十分に応えきれていない。そこで、急速冷凍設備を導入して冷凍後も味が落ちない、冷凍物流が可能な「急速冷凍おはぎ」を開発し、広い地域の小売店への販売と通販を開始する。原材料に静岡県産もち米の「葵美人」を選定し、製造工程に米屋ならではの一工夫を加え、冷凍した後の白蝋化を防ぐ手段を開発した。小豆は北海道産の冷凍後も風味が落ちない産地のものを選び、冷凍品を店頭で常温自然解凍して流通させるための改良を行った。更に冷凍時の水分の凝集を防ぐため急速冷凍機を導入して、風味の低下を防ぐ。
長期間冷凍後もやわらかく、風味が落ちないおはぎをデパート、ショッピングセンター等の催事販売で常設商品として販売する他、小売店への販路開拓を進めていき、当社の経営革新を達成する。