私たちはこんな企業です！

桜葉漬け本来の香りがする桜葉漬けパウダーの開発

企業概要

当社は、昭和48年2月に桜餅に使用する桜葉漬けの製造販売会社として設立しました。かつては、国内の桜葉漬け需要を当地域（松崎町、西伊豆町、南伊豆町）が一手に担っていましたが、中国産の安価な桜葉の流通拡大や、地域の人口減少や高齢化で、生産農家の減少傾向が続いており、現在は5社のみが営業しています。
その中でも当社は、地域の伝統を大切にしながら自社栽培の畑で高品質な桜葉を生産するとともに、国産桜葉本来の香りや風味を活かした桜葉漬けパウダーを開発する等、日々お客様のニーズに応えられるよう努めています。

主力商品・製品・サービス

当社は食品用の桜葉漬けとその加工品を取り扱っております。
大手商品商社との長年の取引実績があり、地域の桜葉製造業者の中では大手に位置しております。
自社栽培の畑を所有し、純国産桜葉の「極」商品ブランドを保有する等業界内での知名度も高く、実績に裏打ちされた生産基盤を有することでお客様からの信用を得ております。

食品製造業者の皆様へ

桜葉漬け本来の香りがするパウダーを開発しました。飴・パン餅の生地・麺・かまぼこ・おでんの具・加工材料・調味料・ドレッシングなど何でも合わせやすいので商品開発の取り組みにご使用ください。

私たちは商工会の支援を受けています

支援を受けるきっかけ《企業の取り組み・挑戦と課題・相談したこと》

桜葉漬けパウダー商品の開発において、商工会にはご支援をいただいています。
長年桜葉漬けを取り扱う中で、生産と需要の時期のギャップが課題でした。桜葉の収穫時期は春ですが、最大の需要時期は年末から年明けごろのため、取引先の必要量と生産量のミスマッチなどによる販売機会損失が発生していました。販売機会の平準化や在庫管理の安定化に向け、新たに桜葉漬けを乾燥させ、香りや風味を活かしたパウダーを開発する中で、生産設備導入や販路開拓の相談に対応していただきました。

支援・提案を受けてよかったこと《支援計画・支援内容》

商工会からは中長期な経営の維持・発展に向け、経営革新計画の策定や小規模企業経営力向上事業費補助金の活用をご提案いただき、手続きについてご支援をいただきました。無事採択され、パウダー商品の開発に必要な乾燥機、粉末機、真空包装機を導入することができました。また、販路拡大のため商社等の業者へ試作品を作成し、商品サンプルを送付してPRを行う際もご支援をいただき、新事業展開を進めることができました。

活用した施策

法認定の支援（経営革新・農商工連携など）／補助金・助成金の活用支援／指導員の巡回や電話等での経営相談／労働保険

現状と将来のビジョン《支援の成果等》

現在は機械を導入し試作品作成を経て、製造工程も確立されてきました。桜葉パウダー商品を年間通して製造・販売することで売上、利益の向上に努めています。今後も、希少な国産桜葉の漬元による桜葉加工商品の製造販売という強みを活かし、オンリーワンの会社を目指していきます。

商工会名

西伊豆町商工会

担当指導員名

経営指導員／芹沢能成